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絶対的エースに成長したレナードを名将ポポビッチも称賛

3月に入り4試合続けて30得点以上を記録しているスパーズのカワイ・レナードの評価が急上昇中だ。チームの8連勝に攻守両面で貢献しているレナードこそシーズンMVPに相応しいという意見まで上がっている。

3月3日に敵地で行なわれたペリカンズ戦で、第4クォーター終盤とオーバータイム終盤にスティールを記録してチームを勝利に導くと、翌4日に敵地で行なわれたティンバーウルブズ戦では第4クォーターに14得点を記録し、2試合連続の延長戦を制す原動力となった。

そして6日にホームで迎えたロケッツ戦でも、レナードは1点ビハインドで迎えた第4クォーター残り25.4秒に3ポイントシュートを決めると、残り18.9秒にはジェームズ・ハーデンのレイアップをブロックで阻止。勝利を決定付けた。

値千金のプレーを続けているレナードは3月に入り平均33.8得点、8.3リバウンド、4.5アシスト、3.3スティールをマークし、チームの8連勝に貢献している。

まさに神がかり的なパフォーマンスを続けるレナードを、普段は辛口で知られる名将グレッグ・ポポビッチも称賛。ロケッツ戦後『Express-News』に対し「あのブロックこそ、彼が特別な選手の証」と語った。

「3ポイントシュートを決められる選手は多いが……」と話し始めたポポビッチは、ディフェンス面でのレナードのプレーについて次のように続けた。「守備面でカワイと同様のプレーができる選手を私は知らない。彼ほど安定感のあるプレーができる選手はそう多くない」