2試合連続でロースコアに抑える「今回はディフェンスマインドのシリーズ」
キャバリアーズは、マジックとのプレーオフファーストラウンド第2戦を96-86と堅守で勝利し、シリーズ通算2勝0敗とした。
第1クォーター、キャバリアーズはマジックの3ポイントシュートが11本中1本成功と沈黙したことにも助けられ、30-18と先制パンチに成功する。そのまま2桁リードを維持して前半を終えると、後半に入っても堅いディフェンスを継続し主導権を握り続ける。そして第4クォーター残り9分にはダリアス・ガーランドの連続得点により、リードを22点にまで広げる。終盤にマジックも意地を見せて追い上げたが、セーフティリードを保って楽々と逃げ切った。
キャバリアーズのジャレット・アレンは、16得点に加え9つのオフェンスリバウンドを含む20リバウンド3ブロックと攻守に渡ってゴール下を支配した。勝利の立役者は、「とても満足している。チームとしてだけでなく、個々がそれぞれ成長していることを示せているね」と語る。
昨シーズン、キャバリアーズは55勝31敗と好成績を挙げ、レブロン・ジェームズが移籍した2018年以来となるプレーオフ進出を果たした。しかし、ファーストラウンドでニックスに1勝4敗と圧倒されて早々に散った。チームとして大舞台での経験が不足しており、プレッシャーに弱かったと批判された。
この1年前の屈辱から今のチームは心身ともにステップアップしている。アレンは「僕たちはプレッシャーに屈しない。自分たちに流れが来ている。そして、大きな一歩を踏み出せたと感じている」と成長に自信を見せる。
キャバリアーズは第1戦も97-83とマジックをロースコアに抑えて勝利した。「今回はディフェンスマインドのシリーズとなっている。このまま堅守をキープしていきたい」とアレンは、引き続き守り勝つ展開に持ち込みたいと語る。
第3戦は日本時間26日の午前8時ティップオフだ。キャバリアーズが過去2試合の鉄壁ディフェンスを継続できるなら、このままスイープしてもおかしくない。