NBA史上初の1試合25得点25リバウンド5アシスト5スティール以上を記録

レイカーズは現地10日、ティンバーウルブズ戦を120-109で制し、バックス戦に続きリーグ上位の強豪相手に勝利を収めた。

この試合、勝利の立役者となったのはアンソニー・デイビスで、27得点25リバウンド7スティール5アシスト3ブロックと、攻守で試合を支配する圧巻のパフォーマンスだった。ちなみにこの大暴れによってデイビスは、NBA史上初となる、1試合で25得点25リバウンド5アシスト5スティール以上をマークした選手になった。

ティンバーウルブズはカール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベアとリーグ随一のツインタワーが揃って欠場していた。だが、それでもデイビスは、難敵相手につかんだ価値ある勝利だったと強調する。

「相手はウェストの地区2位で、(タウンズ、ゴベア不在でも)良いチームだ。彼らは重要な存在を失っていたけど、試合に勝つ方法を探っていた。今僕たちがどんな順位であろうと、この試合は上位との差を縮めるために重要であることを理解し、チーム一丸となって臨みたかった」

これでレイカーズは、36勝30敗となり貯金はシーズン最多の6となった。「僕たちは今、調子を上げていると思う」とデイビスは手応えを語る。「昨年が示しているように、自分たちをプッシュし続けないといけない。今、どんな相手も7戦シリーズで僕たちに勝つのは困難だと感じている。どのチームに対しても勝てるチャンスはあると思う」

そして、デイビスはここから貯金を増やして、さらにチーム状態を上げていくために大切なことを次のように語る。「楽しんでプレーできている時は、みんな自信を持っている。そういう時は相手に対してトラッシュトークを仕掛け、お互いに責任を持って正しい方法でプレーしている。自分たちに何が必要なのかはわかっている。あとは毎晩、今日のように継続性を持ってプレーすることだ」

デイビスが言及したように、レイカーズは昨シーズンも前半は苦しんだが、オールスターブレイク明けから徐々に調子を上げ、カンファレンス決勝へと進出した。今シーズンもその再現を果たし、さらにもう一歩上となるNBAファイナルへと駒を進められるか。そのためにはチーム全体に加え、デイビスが今の良い状態をキープすることが不可欠だ。