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復帰は手術後12カ月以上、来シーズン開幕は絶望
左かかとの手術により、2018-19シーズン残り試合を全休するウィザーズのジョン・ウォールが、さらなる不運に見舞われた。
2月5日、ウィザーズは、ウォールが自宅で転倒した際に左足アキレス腱を断裂したことを発表。バスケットボールを再開できるようになるには、少なくとも手術から12カ月はかかる見込みだという。
『Washington Post』によれば、ウォールは手術した左足を固定する器具を外していた状態の時に転倒してしまい、今回の重傷に繋がったとのこと。そもそも、左かかとの手術に踏み切った理由は、アキレス腱とかかとの骨の後方の間にある、関節をスムーズに動かす滑液包と呼ばれる部分が炎症を起こすハグルンド病で、ウォールは慢性的なアキレス腱の痛みに苦しんでいた。その症状から解放されるために手術を受けたにもかかわらず、アキレス腱が回復段階にあった時期に災難が重なってしまった。
2017年の夏にウィザーズと4年1億7000万ドル(約187億円)の超大型契約を結んだ際、ウォールは「究極の目標(NBA優勝)をここで成し遂げ、ここでキャリアを全うしたい」と語った。しかし、来シーズンの開幕に間に合わず、復帰した後もこれまでのようなパフォーマンスを発揮できるか分からない。ウォール自身にとってはもちろん、22勝31敗とプレーオフ圏外に沈むウィザーズにとっても痛すぎるアクシデントとなってしまった。