レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

強豪とのロード5連戦に間に合ったレブロン

昨年のクリスマスから5週間、実に17試合も欠場したレブロン・ジェームズがコートに帰ってきた。1月最後の試合となったクリッパーズ戦で復帰したレブロンは、復帰初戦で40分26秒プレーし、24得点14リバウンド9アシストを記録。チームもオーバータイムの末に123-120でクリッパーズに勝利した。

久々の実戦でトリプル・ダブル級のパフォーマンスを見せたレブロンは、試合後「チームのみんなとまた一緒にプレーできて、すごく嬉しい。5週間ぶりだからね、疲れを感じているよ。靴を履いた瞬間に家のベッドにいたい気分」と、笑顔で語った。

レイカーズにとっても、レブロンがこのタイミングで復帰できたのは大きい。チームは次戦から5試合の遠征を迎えるのだが、その相手はウォリアーズ 、ペイサーズ、セルティックス、セブンティシクサーズという強豪揃い。ここでもし連敗を喫するようだと、西カンファレンスの順位をさらに落としてしまいかねない。まもなくオールスターブレークを迎えるが、西のプレーオフ争いはすでに始まっている。歯車が噛み合わないチームは即脱落となるため、現在カンファレンス9位のレイカーズは、気を引き締めてこれからの試合に臨む必要がある。

ただ、レブロン復帰により、チームの士気は確実に上昇し、雰囲気も良くなった。それは、「レブロン級の選手と一緒にプレーすれば、自信がわいてくる。今夜の試合でも、それは目に見えたと思うよ」というカイル・クーズマのコメントからも伝わってくる。『キング』の復帰により、レイカーズが再び良い波に乗れるかどうか。ウォリアーズ戦が、俄然楽しみになってきた。