オースティン・リーブス「12人のタレントが揃っている」
アメリカ代表はワールドカップの2試合目でギリシャ代表と対戦。109-81と快勝して1次リーグ突破を決めた。
ヤニス・アデトクンボが参加していないギリシャ代表は攻守のインテンシティを高くしてゲームに入り、第1クォーターは19-23と接戦を演じたが、そこからは地力の差が出てスコアが開いていく。
先発ポイントガードのジェイレン・ブランソンは初戦ではあまり目立ったプレーができなかったが、この試合ではギリシャのプレー強度に食らい付き、上回る。司令塔に引っ張られたアメリカはギリシャの勢いに耐え、押し返し、試合の主導権を握った。
そしてこの試合でも、セカンドユニットが先発と変わらないクオリティとインテンシティを発揮して、アメリカの流れをより確実なものとする。オースティン・リーブスはわずか17分のプレーで15得点5リバウンド6アシストを記録して観客を沸かせた。リーブスは言う。「12人のタレントが揃う僕らには、どんなチームが相手でも勝つチャンスがある。僕らはスピードがあり、フィジカルなディフェンスで戦うチームだ。誰が出るにせよ、コートに立つたびにインテンシティを高めて相手を苦しめるんだ」
ワールドカップの2試合を通じて、アメリカのセカンドユニットは大きな武器となっている。誰が出てもチーム力が落ちることなく、どんな組み合わせでもチームプレーが機能することは大きな強みだ。
セカンドユニットでは得点面でリーブスが、プレーメークでタイリース・ハリバートンが目立つが、リバウンドで目立つのはジョシュ・ハートだ。NBAでも常にエナジー満点でプレーする彼に、NBAとFIBAのルールの違いやコートの違い、雰囲気の違いは関係ない。20分の出場で6得点11リバウンド5アシストと、オールラウンドな活躍を見せた。
先発センターのジャレン・ジャクソンJr.は「ウチのセカンドユニットは普通じゃない。変装したファーストユニットなんだ」と語る。ここまではセカンドユニットが目立つが、いずれ先発の5人が試合を決める日も来るだろう。大会序盤、アメリカはこれ以上ないほど快調なスタートを切った。