昨シーズンは15.7得点、4.9リバウンドで戦力不足のチームを支える
PJ・ワシントンは2019年の1巡目12位でホーネッツに指名され、ルーキーイヤーから30分のプレータイムを得る主力として活躍してきたパワーフォワードだ。4年目の昨シーズンはチーム最多の73試合に出場し、15.7得点、4.9リバウンド、2.4アシストを記録した。
昨シーズンのホーネッツは司令塔でありエースでもあるラメロ・ボールが2月末にケガをして、シーズンを早々にあきらめることになった。そんな中でケリー・ウーブレイJr.やテリー・ロジアーとともにハードなプレーを続け、戦う姿勢を崩さなかったのがワシントンで、ホーネッツとしては彼を失うわけにはいかなかった。
4年目を終えた彼は制限付きフリーエージェントとなっており、ホーネッツと契約延長しての残留が基本路線ではあったが、決着はここまで長引いた。ホーネッツが勝てないチームであることに加え、昨シーズンを全休したマイルズ・ブリッジズの復帰によりプレータイムの減少が見込まれること、またコート外ではオーナー交代がチームにどんな影響を及ぼすか読みづらいことがあり、ワシントンとしては悩む部分もあったのだろう。
それでも、時間はかかったが3年最大4800万ドル(約65億円)の契約延長で両者は合意に至った。これでホーネッツはバックコートにラメロ・ボールとテリー・ロジアーにブランドン・ミラー、フロントコートにワシントンとブリッジズとタレントが揃うことになる。
タレントが揃ったことでホーネッツが上昇気流に乗れるのか。ラメロとブリッジズの復活、ルーキーのミラーがどんなデビューを飾るのかも楽しみだが、ワシントンのダイナミックなプレーも必ず必要になってくる。