スーパースターに求められる『審判との付き合い方』に苦しむラッセル・ウェストブルック

2017/01/02
NBA&海外
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写真=Getty Images

立て続けに2回のテクニカルファウルをコールされ退場

マイケル・ジョーダン、シャキール・オニール、コービー・ブライアント、レブロン・ジェームズ……。いつの時代も『スーパースター』と呼ばれる選手たちは、審判の判定と上手く付き合う方法を学んできた。

スター選手ともなれば、ただでさえ注目を集めるようになり、試合中も対戦相手から厳しくマークされるようになる。今シーズンすでに15回のトリプル・ダブルを達成しているサンダーのラッセル・ウェストブルックへの対応は、以前よりもさらに厳しさを増していると言えるだろう。

ウェストブルックは今シーズンから名実ともにサンダーのエースとなり、攻守ともにチームを牽引。オフェンス時にはアイソレーションからアタックするプレーも少なくなく、今シーズンはキャリア最多となる1試合10.8本ものフリースローを獲得している。

ただ、試合によっては本人がファウルを受けたと思っても笛が吹かれないことだってあるだろう。12月29日に敵地で行なわれたグリズリーズ戦は正しくその典型例で、ウェストブルックは第3クォーターに立て続けに2回のテクニカルファウルをコールされ、退場処分を受けた。

この判定に納得がいかなかったウェストブルックは、試合後メディアに不満を漏らした。

「ただ審判とコミュニケーションしようとしただけでテクニカルファウルをコールされたことが、これまでにも何度もある。これでは、得点を狙うたびに相手と接触があっても何も言えなくなる。今夜の試合だけではなくて、これまでもずっとそうだ。他の選手と同じように判定してもらえていない。その点は好意的に受け止められない」

これは『スーパースター』と呼ばれる全員が乗り越えてきた壁の一つ。審判批判をすればリーグから罰金処分が科される可能性が高いが、ただ感情をストレートに出すのではなく、ウェストブルックも相応の対応方法を身に着けなければいけない。

真のスーパースターであれば、ジャッジが不利に働いた試合でもチームを勝利に導かなければならないのだから。退場処分を受けるようでは、『スーパースター失格』と言わざるを得ない。ここで精神的に一つ上のレベルにステップアップできるかどうかが、ウェストブルックに問われている。