マイケル・ビーズリー

写真=Getty Images

レブロン「必要なことがあればサポートする」

このオフにレイカーズと1年契約を結んだマイケル・ビーズリーは、12月8日のグリズリーズ戦からチームを離れて別行動を取っている。これまで球団は、ビーズリーの離脱理由を「家族の健康面に関する事情」と説明してきたが、12月16日にその詳細が明らかになった。

同日のウィザーズ戦を含め、今シーズン10試合を個人的な事情で欠場しているビーズリーは、病気の母親に付き添うため、チームから許可をもらい、可能な限り家族のために時間を取っている。この日はグレーのブレザー姿で、第3クォーターにチームのベンチに座るビーズリーが確認されたが、ワシントンDCに住んでいる母からのリクエストで、ウィザーズ本拠地キャピタルワン・アリーナでの試合を観戦。前半は、母親と会場内のスイートルームで観戦していたという。

ビーズリーはコメントを残さずに会場を後にしたが、レイカーズ指揮官ルーク・ウォルトンは、チームの総意として、ビーズリーには必要なだけの時間を家族と過ごしてもらいたいと語った。

「我々は、自分たちの仕事に真剣に向き合っているが、人生にかかわることはいつだって起こり得る。それは、何よりも大事なことだ」

レブロン・ジェームズも、ヒート時代にもチームメートだったビーズリーの考えを尊重すると、ウィザーズ戦後に述べた。

「彼を尊重したい。彼がチームに戻って、必要なことがあればサポートする。ただ、家族のことだからね。自分がサポートすることを、彼も理解してくれていると思う。彼のことは、だいぶ前から知っているから」

レイカーズは、レブロンが今シーズン最少の13得点に抑えられ、ウィザーズに110-128で敗れた。ベンチから試合の流れを変えられるビーズリーがいてくれたら、と思える試合内容だった。それでもレブロンは「自分たちは家族みたいなもので、彼には、必要なだけの時間を使ってもらいたいと伝えた。彼はプロフェッショナル。自分たちは、みんなが彼の兄弟同然。必要なことがあれば、自分たちが支える」とビーズリーを全面的にバックアップする姿勢を貫く。