グリズリーズGM「昨晩に起こったことは不可解」
先週からサンズがトレバー・アリーザを含むトレードについてレイカーズと話し合いを続けていると報じられたが、最終的には同じパシフィック・ディビジョンのライバルとではなく、東カンファレンスのウィザーズとのトレードに合意したと、複数のメディアが報じた。
まだトレードは成立していないものの、サンズはアリーザを放出する代わりに、ウィザーズからケリー・ウーブレイJr.、オースティン・リバースを獲得することに合意したという。
当初はレイカーズとのトレードが濃厚と見られていたのだが、『The Athletic』によれば、サンズオーナーのロバート・サーバーが、ライバルとのトレードに難色を示したという。レイカーズは、先月サンズと契約バイアウトに合意し、その後フリーエージェントになったタイソン・チャンドラーを獲得したばかりで、同選手の加入により守備の改善に成功した。今回は3ポイントシュート成功率の改善を目的として、3&D型のアリーザ獲得を狙ったと言われているが、話はまとまらなかった。
ただ、このトレードは噂になった時点から3チーム間トレードになると言われていた。実際、12月14日にはグリズリーズも絡んでの話になると報じられ、グリズリーズGMのクリス・ウォーレスも、この報道を認めている。たった一夜にして梯子を外された形になったトレードに
ついて、ウォーレスは「昨晩に起こったことは、不可解。こういうことは経験したことがない」と、リポーターに語った。
またウォーレスは、前日のヒート戦の最中に、サンズかウィザーズの関係者がトレード情報をメディアにリークしたと主張。ジャーニーマンのマーション・ブルックスがトレードされる予定だったようだが、サンズ側は2年目のディロン・ブルックスがトレードに含まれることを示唆したため、ウォーレスは対応に追われることになった。ウォーレスによれば、ディロン・ブルックスはプランに含まれていなかったという。
「このリーグの7チームで、トータル30年以上も仕事をしてきたが、ロッカールームから2選手を連れ出してトレードを伝え、後にトレードはなくなったと伝えたのは初めてだ」と、ウォーレスは言う。「トレードに関しては、第3者からではなく、我々から選手に伝えたい。だが、行動しないといけなくなってしまった。そのおかげで非常に難しい状況に追いやられた」
ラストネームが同じブルックスだったことでミスコミュニケーションが生まれたという情報もあるが、選手にとっては内心穏やかではない話だ。ウォーレスの発言により、今後サンズとウィザーズとのトレードを好まないチームが現れる可能性はある。
いずれにしても、色々と余波が残るトレードになりそうだ。
Some of the finer things in life to watch.
– Sunsets
– The Office on repeat
– Trevor Ariza's threes pic.twitter.com/GJZeAhmZBT— Phoenix Suns (@Suns) 2018年10月18日