守備で貢献するもフィールドゴールは精彩を欠き、3本とも失敗に

現地3月22日、八村塁が所属するレイカーズはホームでサンズと対戦。レイカーズはレブロン・ジェームズを欠く中、第3クォーター以降に20得点を挙げたアンソニー・デイビスの活躍で前半のリードを守り抜き、122-111で勝利した。

試合は第1クォーターから点の取り合いに。八村は第1クォーター残り3分弱で出場し、直後に1on1からプルアップを放つも、相手のブロックに阻まれリングに届かず。続けて出場した第2クォーターも、キックアウトからのオープンスリーが外れ、クリス・ポールとのミスマッチを突いたゴール下の攻めでもシュートを決められない。思うように得点を挙げられない八村ではあったが、ヘルプディフェンスからリバウンドを確保したように、守備でチームに貢献し、第2クォーター残り6分半にベンチへ下がる。その後のレイカーズは、トロイ・ブラウンJr.を筆頭に速攻から得点を重ね、59-52とリードして前半を終える。

第3クォーター、レイカーズはゴール下で奮闘するデイビスの得点で点差を拡大。終始2ポゼッション以上の差を空けながら試合を進め、残り1分半にデイビスに代わって八村を投入。八村はオフェンスに絡むことができず無得点が続き、攻守ともに存在感を出せないまま第4クォーター開始3分半に交代した。

その後のレイカーズは第4クォーター開始4分半に1点差まで詰め寄られるも、ディアンジェロ・ラッセルの3ポイントシュートで流れを引き寄せ、この日11アシストを記録したオースティン・リーブスの絶妙なパスからジャレッド・バンダービルトの豪快なアリウープダンクも決まって、リードを守り切った。

八村は、12分の出場で2つのディフェンスリバウンドを獲得したが、フィールドゴールは3本中0本成功と、レイカーズ加入後初の無得点に終わった。貢献度を示すEFFは、チーム最低の-1を記録。チームは同カンファレンスの上位チームから貴重な勝ち星を得たが、八村個人としてはプレータイムに恵まれずチャンスを生かし切れなかった。