20分のプレータイムで、2得点3リバウンドをマーク
現地3月5日、八村塁が所属するレイカーズはホームでウォリアーズと対戦。第1クォーターを33-18と先行すると、ゲームハイとなる39得点を挙げたアンソニー・デイビスを中心に最後まで得点し続け、113-105で勝利した。
レイカーズが13点リードで迎えた第1クォーター残り5分14秒、コートに立った八村は、ピック&ロールのスクリーナーとして味方の得点をサポートする。また、トランジションスリーやミドルシュートを連続でミスするも、ディフェンスリバウンドでポゼッションを獲得し、レイカーズのリードに寄与した。
第2クォーターも続けて出場した八村だが、得意のペリメーターショットを決めることができず無得点のまま9分半にベンチへ。その後、前半のプレータイムはなく、チームもクレイ・トンプソンやジョーダン・プールの連続3ポイントシュートを受け、1点までリードを縮められて試合を折り返した。
第3クォーターに入り、レイカーズは一時同点に追いつかれるも、ジャレッド・バンダービルトがオフェンスリバウンドからゴール下で連続得点し突き放す。ビッグラインナップを起用したいレイカーズは、このクォーターの残り5分半に八村をコートに送り込む。八村は、マークにつかれたステフィン・カリーとのミスマッチを生かしたいところだったが、良い形でボールをもらうことができずチャンスを生かせない。さらに残り2分には、トランジションの場面でデイビスからパスを受けるもキャッチミスをしてしまい得点に繋げられない。それでもディフェンスでは、リバウンドに加えて、ピック&ロールからドライブを狙うトンプソンを止めるなど好守を見せた。
第4クォーター、両チームともテンポの速いオフェンスを仕掛ける中、オースティン・リーブスのキックアウトパスをコーナーで受けた八村は、エルボー付近までドライブしてミドルショットを放ち初得点をマーク。また、カリーとのミスマッチを突いてファウルを誘発させるなど、チームに流れを引き寄せる。しかし、オープンで3ポイントシュートを外すなど、シュートタッチが戻り切らず残り5分にベンチへ退いた。その後は、カリーを中心としたウォリアーズのオフェンスで1点差まで迫られるも、レイカーズがデイビスの正確なショットで逆転を許さない。残り2分まで1ポゼッションを争う接戦が続いたが、勝負どころでカリーのシュートを落とさせるタフなディフェンスをレイカーズが見せて勝利を手にした。
八村は、20分の出場で2得点3リバウンドを記録し、個人の得失点差を表すプラスマイナスでは、チーム最低の-13となった。チームのエースで同ポジションのレブロン・ジェームズがケガで不在のため、出場時間こそ4試合連続で20分オーバーを獲得しているものの、5試合連続となる1桁得点と精彩を欠いている。レブロン復帰後もプレータイムを得るために、この試合で見せたディフェンスに加えて、シュート精度の復活に期待したい。