震災にバスケを奪われた熊本ヴォルターズ、深刻な危機に

2016/05/03
Bリーグ&国内
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2016年4月14日から発生した一連の熊本地震により、NBLに籍を置く熊本ヴォルターズも大きなダメージを受けている。最初の地震が発生した時、東芝ブレイブサンダース神奈川との3連戦のため関東に遠征中だったチームは、翌15日には予定通り試合を行ったが、16日の試合は中止となった。

その後、熊本ヴォルターズのシーズン終了までの全試合を中止とすることがNBLから発表された。ヴォルターズにとっては、心が乱れたままプレーして敗れた15日の試合が、NBLラストゲームになってしまったことになる。

ホームアリーナの益城町総合体育館、他にも試合会場として使用していた熊本県立総合体育館、宇土市民体育館、八代市総合体育館はすべて避難所として近隣の被災者を収容し、救援物資の配給やボランティア活動の拠点として活用されている。

本来であればプレーの舞台であったはずの場所で、熊本ヴォルターズの選手やスタッフは、バスケの代わりに復興支援活動に連日打ち込んでいる。熊本ヴォルターズ不在となったNBLの各試合会場でも募金活動が行われ、チームと被災地を支援する輪を広げてきた。

冒頭に掲載した選手たちのイラストは、熊本ヴォルターズ選手会によるチャリティー企画のTシャツの絵柄。売り上げの半分が義捐金として寄付される。

しかし昨日(5月1日)、熊本ヴォルターズは公式サイトとFacebook公式アカウントで声明を発表した。「来期に向けてチームを継続していけるかも不透明」というショッキングな状況を明かしたのだ。

この度の震災により、熊本ヴォルターズもチーム・フロント全員が被災をしました。自宅が全壊したり、ライフラインが復旧していなかったり、未だ避難所生活をしている者もいます。
しかしながら、ホームアリーナが存在する益城町を中心に甚大な被害に遭われている現状から、これまでにお世話になってきた地域の皆さまの力に少しでもなりたい想いから、震災直後から復旧活動にチーム一丸となって日々取り組んでおります。
この度の震災により、県内の多くのスポンサー様、ファンの皆さまが被災されました。
また、練習・試合会場で使用している施設も甚大な被害に遭い、復旧には数ヶ月から一年が掛かると見られており、その現状を目の当たりにして、私たちは大変心を痛めております。
合わせて、現実問題として今後チーム運営を継続していく上での、営業収入の見込みや、練習・試合をする拠点の復旧の目処も立たないのが現状です。何より入金予定であった営業収入が途絶えてしまったことにより、急激に目先の資金繰りが悪化しており、来期に向けてチームを継続していけるかも不透明な状況に陥ってしまいました。

今秋に開幕するBリーグには、2部であるB2の西地区に参戦する予定の熊本ヴォルターズだが、その前にクラブ経営が破綻してしまっては何にもならない。熊本ヴォルターズの灯を絶やさないことが、今のバスケ界に求められている。

熊本ヴォルターズ支援金振込口座
熊本銀行 花畑支店(普)3073432
肥後銀行 健軍支店(普)1859118
熊本第一信用金庫 尾ノ上支店(普)124955
熊本信用金庫 健軍支店(普)277805

本件についてのお問い合わせ先
熊本バスケットボール株式会社
TEL:096-284-1555/FAX:096-284-1033
MAIL:info@volters.jp
(月曜~金曜、祝日を除く/午前9時~午後6時)

熊本ヴォルターズ公式HP
www.volters.jp/