ドワイト・ハワード

「台湾に来るのは3回目だけど、今回は長い滞在になりそうだ」

ドワイト・ハワードは自身のSNSで台湾リーグの桃園レパーズに加入することを明かした。「台湾のみんな、『スーパーマン』ことドワイト・ハワードだ。君たちに会えること、桃園レパーズでプレーするのが楽しみで待ちきれないよ」と彼は言う。

2004年のNBAドラフト全体1位指名を受けてマジックに加入したハワードは、強烈なフィジカルと身体能力を備えたビッグマンとして活躍し、過去に8度のオールスター、5度のNBAファーストチーム選出、3度の最優秀ディフェンス賞を受賞している。彼が『スーパーマン』と自称するのは2008年のダンクコンテストで、スーパーマンのコスプレでまず会場を沸かせた後、スーパーマンのように飛んでスラムダンクを叩き込んだ50点満点のパフォーマンスから来ている。

2012年にマジックを離れた後は、レイカーズ、ロケッツ、ホークスやホーネッツを渡り歩くことに。この間に古典的なセンターの価値は下がり、彼の評価も落ちていった。それでも2019-20シーズンにはベテラン最低保証額でレイカーズに加わり、泥臭く身体を張ってリバウンドに飛び込み、チームメートのためにスクリーンを張るプレーで自身初のNBA優勝を勝ち取っている。

昨シーズンはレイカーズでプレーするもインパクトを残せず。フリーエージェントでNBAチームからのオファーを待ちつつ、プロレス参戦の動きも見せたが、結局はNBAでなくてもバスケを続ける道を選択した。

オファーを待つ夏の間は「僕はプレースタイルを変えて、レイカーズのために頑張った。今もまだNBAのレベルで役に立つと思っているんだけど、アピールが十分じゃなかったらしい」とショックを受けていたが、新天地が決まった今は気持ちを新たにしている。

「台湾に来るのは3回目だけど、今回は長い滞在になりそうだ。ファンのみんなに会い、料理を食べて、この街に優勝をもたらして最高の時間を過ごすつもりだ。頂点で会おう」