渡邊雄太

リバウンド争いから自軍にプットバックダンク

現地10月29日、ネッツがホームにペイサーズを迎えた。

第1クォーター終盤に出番が回ってきた渡邊雄太だったが、いきなり『珍プレー』を披露してしまう。相手の3ポイントシュートが外れ飛び込んでリバウンドを確保しようと空中でボールを両手でつかんだが、リバウンド争いに絡んだペイサーズの選手に挟まれてバランスを崩し、そのままプットバックダンクのような形でボールを押し込んでしまった。アグレッシブな姿勢から生まれた珍プレーだけに、渡邊を責めることはできないが、ペイサーズに2点を献上する結果に。

それでも、そのまま出場した第2クォーターでは良い意味でインパクトを残した。右45度の位置でアービングからパスを受けた渡邊はシュートモーションに入ると見せかけてカウンターでマークを抜き去ってそのままリングへアタック。ヘルプマンのコンタクトを受けつつ、身体が流れながらのジャンプシュートを決めた。

さらにその直後には、アービングのボールプッシュに合わせて右サイドを駆け上がり、トランジションスリーを沈めて、ペイサーズにタイムアウトを取らせた。渡邊は後半も約6分半のプレータイムを得たが、最終クォーター序盤にコーナースリーを1本打つに留まり、終盤に出場機会は訪れなかった。そして、ネッツは2点ビハインドで迎えた最終クォーターを26-33で落とし、最終スコア116-125で敗れた。

これでネッツは4連敗となったが、この連敗中の平均失点は124.5とディフェンスに課題を抱えている。この日も外角の守備に手を焼き、フランチャイズレコードを塗り替えられる23本の3ポイントシュートを許した。