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ジョーダン「現役時代の自分が思い起こされます」

11月17日、サンダーのラッセル・ウェストブルックは、バスケットボール選手としての功績、地域活動への貢献が称えられ、『オクラホマ栄誉殿堂』入りを果たした。式典に訪れたサンダーのチームメート、コーチ、スタッフが見守る中、ウェストブルックは檀上で「こんなに幸せで光栄なことは、生涯忘れない」と語った。

そのウェストブルックを檀上に紹介したのは、『神様』マイケル・ジョーダンだ。ウェストブルックからプレゼンターを頼まれた際、快く引き受けたというジョーダンは、檀上でサンダーのエースを称えた。

「ラッセルからプレゼンターを頼まれた時、何の迷いもなく引き受けることにしました。(サンダーのオーナー)クレイ・ベネット、それにもちろんラッセルに対して尊敬の念を持っていたからです。私は、彼のファンでもあります。年齢は離れていますが、彼のバスケットボールに対する情熱を見ていると、現役時代の自分が思い起こされます」

ジョーダンは、ウェストブルックが今オフにサンダーと3年の延長契約を結び残留を決めた際、オクラホマシティに対する厚い忠義の精神を称えるメールを送ったことも明かし、会場に集まった出席者の前で、「皆さんは本当に特別な選手に恵まれています」と称えた。そして、自身の現役時代の精神に通ずる姿勢を持った選手と語った。

「彼ほどの情熱を持った選手は限られています。私が現役の時は、まだ自分のプレーを実際に見たことがないファンがいると思い、それが毎試合でのモチベーションになりました。ラッセルもまた、私と同じだけの情熱を持っています。これは誰かから与えられるものではありません。私からすれば、彼の姿勢はバスケットボールに対する尊敬の表れなのです」