ドレイモンド・グリーン

「チームの一人ひとりが一致団結して達成できた結果」

現地6月20日、2021-22シーズンを制したウォリアーズが、サンフランシスコで優勝パレードを行い、集まったファンの前で優勝を報告した。

2階部分がデッキになっているバスに乗り込んだ選手、スタッフは、沿道に集まったファンの声援に応えた。また、沿道ファンと直接交流するなどして優勝をともに祝福した。ファイナルMVPを受賞したステフィン・カリーは、パレードが始まる前、チーム、本拠地チェイス・センター関係者の前で「自分達は、みんなを代表してプレーしている」と、感謝の気持ちを伝えた。

「みんなが自分達に与えてくれる力、インスピレーションが何よりも大事。みんなを楽しませて、応援してくれるようなプレーを見せること、情熱を持って取り組んでもらえるようなモノを示すことが重要なんだ。それによって、これまでの歴史で成し遂げられなかったことをやれるようになるし、その過程でベイエリアを代表してプレーすることにもなる。こうしてまた優勝できて、サンフランシスコでパレードをやれる。さぁ、楽しもう」

パレードが最終地点に到着後、壇上では選手がマイクを握って自身の言葉で優勝を表現した。カリーと同じく黄金期からチームの中心であるドレイモンド・グリーンは、「チームの一人ひとりが一致団結して達成できた結果」と全員を称えた。そして、アンドリュー・ウィギンズらキャリア初優勝組の名前を挙げ、優勝に対する思いを語った。「優勝したいと強く思う時があっても、あらゆることがそれに見合うだけのレベルに達していないといけない。それを上手く機能させるには、今この壇上にいる一人ひとりが一致団結して仕事にあたらないといけない。これは本当に特別なことなんだ」

「よく聞かれるけれど、『どの優勝がより感慨深いか?』という話もある。それぞれの優勝には、それぞれ異なる感情がある。優勝に辿り着くまでの道のりもそれぞれ。今回の優勝が決まった試合後は、それまでに至るまでの道のりもあって、何も考えられなかった。というのも、今回の優勝に関しては、苦しい時期を一緒に乗り越えた全員への感謝の気持ちがあったからなんだ」

「自分にとって最大の喜びは、初めて優勝した選手が喜ぶ姿を見ること。初めて優勝した時の感覚をもう一度味わってみたいと思うものだけど、それは叶わない。その喜びを再び体験するには、アンドリュー・ウィギンズ、ジョーダン・プール、オットー・ポーターJr.、ベリ(ネマニャ・ビエリツァ)、モーゼス(ムーディー)、GP(ゲイリー・ペイトン2世)らを通して感じるしかない」