ジミー・バトラー

「メンバーが揃った相手と戦って、ウチが勝てるということを証明したい」

東カンファレンスセミファイナル、セブンティシクサーズvsヒートのシリーズ開幕直前となって、シクサーズのジョエル・エンビードが眼窩骨折と軽い脳震盪により無期限でチームを離れるという衝撃的なニュースが飛び込んだ。

シクサーズのジェームズ・ハーデンはシリーズ第1戦を前に「どうすればチームとして良いプレーができるかに集中している」とコメントしたが、エンビード不在による影響は計り知れない。

エンビード欠場により有利となったヒートだが、ジミー・バトラーは「ジョー(エンビード)にはプレーしてもらいたかった」と、シクサーズ時代のチームメートにエールを送った。

「元チームメートのことなので残念。彼は間違いなく今シーズンのMVPだと思う。仕方ないことかもしれないけど、ジョーにはプレーしてもらいたかった。メンバーが揃った相手と戦って、誰が相手でもウチが勝てるということを証明したいんだ。今回の件は不運。順調に回復して、できるならすぐに復帰してもらいたい」

バトラーは、エンビード欠場による違いについて「分析は自分の仕事ではないけど、ジョーがプレーしている方が相手の守備が良いという話は聞いた。それはオフェンスにも当てはまることだと思う」と答えた。

「彼なら対戦相手からダブル、トリプル、クアドラプルチームを引き出せるし、正しいプレーも選択できる。先ほども言ったように、彼はシーズンMVPに相応しい。自分も彼に投票する。相手にとってもチャレンジになるだろうけど、彼らはジョーが欠場した試合でウチに勝っているからね」

東の首位としてシクサーズを迎え撃つバトラーは、エースがいなくても相手を警戒している。その上で、ヒートの勝利に自信を持っている。「どちらのチームも、勝つために必要な戦力がロスターに揃っていることを理解した上で今回のバトルに臨む。お互いにやらないといけないことがあるけど、自分はマイアミ・ヒートの力を信じている」