ヒート

レブロンは17試合連続26得点超えもレイカーズは再び借金生活に

現地1月23日に行われたレイカーズvsヒートの一戦は、前半からリードを広げたヒートが113-107で勝利した。

ホームのヒートはポイントガードのカイル・ラウリーが個人的な事情により4試合続けて欠場したが、トリプル・ダブル(20得点10リバウンド12アシスト)の活躍を見せたジミー・バトラーがプレーメークもこなしてチームメートの力を引き出した。ヒートはバトラー以外にもダンカン・ロビンソンが11本中6本の3ポイントシュートを含む25得点、バム・アデバヨが14得点8リバウンド5アシスト、ケイレブ・マーティンもベンチから15得点を記録して勝利に貢献している。

ヘッドコーチのエリック・スポールストラは「球離れが良く、試合展開を正しく把握し、シンプルなプレーをしていて素晴らしかった」と前半のボールムーブメントを絶賛した。その一方で、レイカーズに反撃を許してしまった第4クォーターの攻防に関しては「第4クォーターはボールが止まってしまうポゼッションも見られた」と改善すべき点も指摘している。

一方のレイカーズは、今は何よりも結果が欲しいところ。しかし、その希望を打ち砕いたのは2ウェイ契約選手のマーティンだった。レブロン・ジェームズのレイアップで第4クォーター残り1分までに4点差(107-111)に詰められたが、大事な次のポゼッションでエイブリー・ブラッドリーがインバウンドパスをレブロンに渡そうとした際に距離感を誤った。そして、この好機を逃さなかったマーティンがラッセル・ウェストブルックより先にボールを回収し、そのままランニングレイアップに繋げてトドメを刺した。

スポールストラは、試合終盤の大事な場面で抜擢したマーティンを「本当にいつも熱のこもったプレーをする選手で、まるでレッドブルだ。大事な場面でも燃えたぎるようなプレーをしてくれる」と称えている。

レイカーズは、この敗戦で再び借金生活(23勝24敗)に突入。17試合連続となる26得点超えを記録し、33得点11リバウンド4アシストだったレブロンは「オフェンスに関して言えば、今がキャリアで最高レベルのゾーンに入っている状態で、止まるつもりはない」と語ったが、チームは強豪を相手に結果を残せていない。

レブロンは「スポ(スポールストラ)のチームは対戦相手の個々に対する準備を何日も、何時間もかけて行う。彼はリーグでもトップクラスの指導者」と勝ったヒートを称えた。