ヤニス・アデトクンボ

楽しむことを優先した結果、最高のパフォーマンスを披露

アトランタで行われたNBAオールスターゲームでMVPに輝いたチーム・レブロンのヤニス・アデトクンボは、コートで笑顔を絶やさなかった。

フィールドゴール16本全てを成功させたアデトクンボは、決して得意ではない3ポイントシュートも3本全て決め、35得点7リバウンド3アシストで170-150での勝利に貢献した。そして、アデトクンボは今シーズンのテーマに「楽しむ」ことを掲げていると試合後の会見で語った。

「とにかく目の前のプレーを楽しんでやれるようになると結果はついてくる。恐怖と楽しさは同居できなくて、必ずどちらか一方になる。今シーズンは、楽しもうと思っているんだ。コートに立つ時も、試合前の練習の時も、チームメートとのプレーでもとにかく楽しんでいる。チームメートにも楽しんでもらいたいし、エネルギーをもたらしたい」

「結果を心配せずにやっている。大事なのは、今この瞬間を楽しめているかどうか。楽しんでやれていれば、結果はついてくる。僕はそう信じているし、上手くいっている」

コービー・ブライアントMVPトロフィーを獲得したアデトクンボは、昨年の大会からコービーの名前が冠された個人賞を取りたかったと語った。だが、MVPを狙って躍起になり過ぎた昨年は受賞できなかった。そして、今年は楽しむことを優先したことで、最高のパフォーマンスをすることができた。

「去年はどうしてもこの賞が欲しかったけれど、今年はあまり考えず、楽しもうと思っていた。そうしたら、良いプレーをするチャンスが舞い込んだんだ。ウチのチームは素晴らしいプレーをしたよ。そのおかげで、コービー・ブライアントの名前がついたトロフィーを獲得できた」

「コービーの名前がついたトロフィーを家に飾れるのは最高。きっと、コービーも喜んでくれる。僕はそう思っているんだ」