ザック・ラビーン

「チームの勝利を積み重なっていけば、周りからも認めてもらえる」

ブルズのザック・ラビーンは、今シーズンでNBAキャリア7年目を迎えるが、いまだプレーオフを経験したことがない。             

昨シーズンのラビーンは、平均25.5得点、4.8リバウンド、4.2アシスト、フィールドゴール成功率45%、3ポイントシュート成功率38.0%を記録し、オールスター級の活躍を見せた。しかし、ブルズはシーズン中断時点で22勝43敗と大きく負け越し、シーズン再開後の『バブル』に行くことはできず、ラビーンは『チームを勝たせられないエース』との批判を受けることがあった。

そのラビーンは、今シーズン平均27.4得点(リーグ5位)、5.3アシスト、フィールドゴール成功率49.8%とキャリアハイの数字を記録。「これからもこの調子を維持して、僕のパフォーマンスをみんなに見せていきたい」と語る彼は、勝利することの大切さについて触れた。「自分の役割を果たして、チームの勝利を積み重なっていけば、周りからも認めてもらえるはずだ。そのためには、最高級のザック・ラビーンにならなければいけないし、僕ならそれができる」

ブルズは14試合を終えて6勝8敗を記録。今は東カンファレンス12位に位置しているが、6位のキャバリアーズから12位のブルズまではゲーム差1で、ブルズがここから調子を上げていけばラビーンにとって初めてのプレーオフ進出も見えてくる。

また、昨シーズンのブルズの平均得点は106.8得点でリーグ27位と低迷していたが、今シーズンはまだ14試合を終えたばかりとはいえ、平均117.4得点でリーグ4位を走っている。ビリー・ドノバン新ヘッドコーチの下で徐々にチームケミストリーを高めつつあるブルズのエースとして、ラビーンがチームを勝利に導く姿に期待したい。