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キャリア初の退場処分にも「正しいことをするまで」

サンズの得点源として活躍する2年目のデビン・ブッカーが、11月16日のナゲッツ戦で取った行動が、全米中から称賛されている。

同試合でキャリア初の退場処分を受けたブッカーは、2回目のテクニカルファウルをコールした審判に悪態をつくわけでもなく、親指を立てて処分を受け入れると、ロッカーへと向かった。

その時、通路側にいた幼いファンからサインを頼まれたブッカーは、当たり前のように立ち止まりサインに応じた。その隣にいたファンとも拳を合わせるフィストバンプをしてからロッカーに戻った。

退場処分を言い渡された選手は激高し、審判に食ってかかるケースも少なくない中、実に紳士的な対応を取ったブッカー。プロ選手の鑑とも言える振る舞いについて、ブッカー本人は『Fox Sports Arizona』とのインタビューで、「人には優しく接するよう育てられたから」と答えた。

「社会や地域の見本となる立場に立っているのだから、正しいことをするまで。ファンの皆は、僕たちのプレーを見るためにお金を払って来てくれている。そのファンが僕のサインを求めたんだから、それに応えたまでさ。ファンの皆の存在は、僕たち選手よりも大きいからね」