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ブルズ移籍の決め手は「至って単純なことだった」

地元シカゴに戻り、幼い頃から憧れたブルズのジャージーを着てプレーすることになったドゥエイン・ウェイドが、『SLAM』のインタビューで、ブルズへの移籍を決断した経緯を語った。

1年目から13年過ごした愛着あるヒート残留が濃厚と言われた中、ウェイドは地元に戻ることを決意。それからというもの、シカゴでの新居探しと並行して、2人の息子の転校先探しにも奔走したという。

ブルズへの移籍を決めた要因について、「至って単純なことだった。マイアミからは4100万ドル(約42億4000万円)のオファーがあって、シカゴからは4700万ドル(約48億6100万円)のオファーがあったんだ。お金で決めたわけではないんだけど」と語る。

ブルズとの交渉が進んでいた時期、巷ではウェイドがキャバリアーズでレブロン・ジェームズと再びタッグを組むのではという噂もあった。その件についても、ウェイドは包み隠さず本心を明かしている。

「クリーブランド行きも考えた。でも、自分はキャブズにフィットしないからね。優勝リングが欲しいという理由だけで移籍先を決めたりはしないよ。僕はリングを3つ持っているから、何が何でも追い求めないといけないというわけではない」

「ブルズへの移籍は自分の希望だった。他のチームとの優劣を競う必要もなかった。もし優劣を決めるなら、いつだって『こうするべき』とか、『もしこうしていたらどうだった』とかを考えてしまう。僕は、そういう生き方をするのが好きではないから」

愛着のヒートでも、レブロンのキャバリアーズでもなく、地元のシカゴを移籍先に選んだウェイド。