「カイリーにはプレーしてもらいたい。でも今はそれができない状態なんだ」
今シーズンの優勝候補に挙げられているネッツは、開幕から苦戦を強いられている。
現地24日には格下のホーネッツに95-111で敗れて、戦績を1勝2敗とした。まだレギュラーシーズン3試合目とはいえ、チームとして噛み合っていない印象を周囲に与えてしまっている。試合後の会見では、今シーズンから変更された故意にファウルを誘発するプレーに対する判定基準、そしてカイリー・アービング不在の影響に関する質問が多かった。
判定基準の変更による影響が大きいと見られているジェームズ・ハーデンは「バスケットボールに変わりはない」とコメントし、敗因については「自分のターンオーバー(8)」と語った。これまでなら30得点を軽々やってのけたハーデンも、今シーズンは開幕2試合で20得点、そしてホーネッツ戦は15得点とスロースタートという印象を与えている。彼は「少しずつ自信を取り戻しているところ。健康な状態でトレーニングキャンプを迎えられたから、これから自信を得ていくことが大事だと思っている」と答えた。
38得点を記録したデュラントは、アービング不在の影響について「試合中に『ウチの戦力は十分だろうか?』なんて考えるわけがない」と語った。「確かにカイリーはチームにとって非常に大きな存在だから、プレーしてもらいたい。でも今はそれができない状態なんだ。どうにかしないといけない。ただ、自分たちが自信を失うことはないし、試合中にカイリーに助けてもらいたいなんて考えるわけにはいかない。みんなが自信を持ってやっている。全員で力を合わせて、攻守両面でどういうプレーが必要なのかを理解しないといけない。序盤の今、どのラインナップが機能するかを把握する必要がある。明日も試合があるのは、ウチにとって大きい」
チームの形を模索し続けるネッツは明日、ホームでウィザーズと対戦する。