「もうウェストブルックとの対戦を恐れる必要がなくなった(笑)」
2019-20シーズンの王者レイカーズは、昨シーズンもレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのWエースを中心としたチームで優勝を目指したが、プレーオフのファーストラウンドでサンズに敗退した。
レブロンやデイビスのケガが相次いだことなど、敗れた要因はいろいろとあるが、ロブ・ペリンカGMはオフになるとロスターの改善に着手し、ウィザーズとのトレードでラッセル・ウェストブルックの獲得に成功した。
このウェストブルック獲得に興奮している一人が、指揮官のフランク・ボーゲルだ。ボーゲルはその理由を『Nitecast Media』のインタビューで、こう語った。
「一番大きいのは、もうウェストブルックとの対戦を恐れる必要がなくなったことかな(笑)。それが一番だよ。彼が僕の味方になったことに興奮している。彼はバスケットボールの試合に勝つためには何でもする選手で、そんな彼を味方につけることができて幸せだよ」
もちろん、ウェストブルック獲得を喜んでいるのは、ボーゲルだけではない。レイカーズのオーナー、ジーニー・バスも以前、『The Athletic』のインタビューで、ウェストブルックを獲得することの大変さ、そしてその喜びをこう語っていた。
「ウェストブルックを獲得するためには、最低でも7、8人の選手をベテラン最低保障額で契約する必要があることは分かっていた。それに最低額の1年契約で選手の合意を取り付けるのは大変なこともね。でも、チャンピオンシップを目指すチャンスや、キャリアの次のステップに進むために他の都市でプレーする機会を得ることができるなら、少ないサラリーでも良いという考えの選手もたくさんいる。ウチのサラリーの90%を3人の選手が占めているんだから、ベテラン最低保障額を使わなければいけなかった」
「ラスはLA出身で、UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)の選手だったんだから、ファンは彼に夢中になるでしょうね。彼が来たことを喜んでくれるだろうし、私たちの仲間が戻ってきたようなものよ」