ディアロン・フォックス

有望な若手が多いキングスの絶対的エース

キングスは10シーズン以上もプレーオフから遠ざかっているが、ここ3シーズンは勝率4割を超え、あと一歩でプレーオフ、プレーイン・トーナメントに進出できる位置まで来ている。

今年のドラフト1巡目9位で指名したデイビオン・ミッチェルが大会MVPに選ばれる活躍を見せてサマーリーグで優勝し、高いバスケIQが魅力のタイリース・ハリバートンが昨シーズンのオールルーキー・ファーストチームに選出されるなど、有望な若手が揃いつつあり、飛躍の可能性を秘めている。

その有望な若手の一番手が、エースのディアロン・フォックスだ。23歳のフォックスはルーキー契約が切れた昨シーズンに5年1億6300万ドルのマックス契約延長を結んだ。フォックスの最大の武器はリーグトップクラスのスピードから繰り出されるドライブで、昨シーズンは平均25.2得点、7.2アシストを記録した。

そんなフォックスは上半身裸で筋肉トレーニングに励む姿を自身のインスタグラムに投稿した。身体の厚みが増し、パンプアップに成功したように見受けられるが、この投稿の翌日、NBAから薬物の抜き打ち検査を行う連絡が来たと『Ballislife.com』が伝えた。

目に見えて体型が大幅に変わった場合、薬物使用の疑いがかけられても仕方がない。だが、フォックスにそこまでの変化は見られない。スピードを損なわずに肉体強化に成功すれば、フォックスのドライブはより強力なモノになる。検査をパスし、力強さが増した高速ドライブのお披露目をしばし待ちたい。

https://twitter.com/SacramentoKings/status/1375311553323532290