「もっと良いプレーができるはずだし、そうしないといけない」
現地9日、ヒートは敵地でセルティックスと対戦し、130-124で勝利を収めた。ジミー・バトラーが26得点8リバウンド11アシスト、ダンカン・ロビンソンが22得点、バム・アデバヨが20得点で勝利に貢献したヒートは、37勝31敗で東カンファレンス5位のホークスと並んだ。
それでもヒートは、第1クォーターを36-23、第2クォーターを43-30で上回り、前半には最大でリードを26点(72-46)に広げていたのだが、後半になって時間が進むにつれてセルティックスペースとなり、あわや逆転負けを喫するところだった。
東カンファレンスのプレーイン・トーナメントを回避できるかどうかの6位、7位を争う両チームの直接対決での危うい試合展開に、ヒートのジミー・バトラーは「やるべきことはできた。でも、もっと良いプレーができるはずだし、そうしないといけない」と語った。
「自分たちの力を過信しすぎて気を抜く傾向にある。シュートを決めて、ディフェンスを生かすまでは良い。そこから良い流れをキープできないのは問題だ」
昨シーズンのNBAファイナルに勝ち進んだ原動力となったリーダーの苦言に、アデバヨも同意する。「今日の試合では、ウチの得点力を証明できた。でも、完成された試合の運び方を学習しないといけない」
東7位のセルティックスとの差は2ゲームで、次戦も直接対決が行われる。すぐ後ろにはホーネッツも迫ってきているため、セルティックスもプレーオフさながらの激しいプレーを仕掛けてくるだろう。
直近6試合で5勝と結果が出ている時こそ、問題点を把握して改善に努めることが重要になる。ヒートはセルティックス、セブンティシクサーズ、バックスとの試合を残しており、最終戦まで気の抜けない戦いが続きそうだ。