ドノバン・ミッチェル

初のクラークソン欠場も意に介さず

リーグ首位のジャズがトレイルブレイザーズを122-103で下し、フランチャイズ記録となるホーム23連勝を達成した。

ジャズは3点ビハインドで前半を折り返したが、攻守が噛み合い第3クォーターを圧倒。リバウンドで19-6、フリースローの獲得本数でも12-3と大きく上回り、40-19のビッグクォーターを作り出してそのまま押し切った。

ジャズは前日のサンズ戦をオーバータイムの末に落とした。さらにこの試合では、チーム2番目に多い平均17.2得点を挙げ、シックスマン賞候補筆頭でもある、ジョーダン・クラークソンが右足首の捻挫で今シーズン初めて欠場と苦しい状況だった。それでも、ドノバン・ミッチェルは奮起し、ゲームハイの37得点を挙げてチームを勝利に導いた。

「昨日はタフな負けだったし、僕はチームにエナジーをもたらす方法を探していた。点を取りに行く時もあれば、リバウンドに集中する時もあって、必要なことは何でもやる。そういうマインドセットがうまくいった。絶対に勝たなければいけない試合だった」と語った。

さらにミッチェルはディフェンスでの勝利を強調し、試合を決定づけた第3クォーターを含めてこのように試合を振り返った。「第3クォーターはより細かいところにフォーカスした。ビッグマンがピック&ロールに対して素晴らしい仕事をした。デイム(デイミアン・リラード)とCJ(マッカラム)を抑えようとしたけど、試合を通して彼らをよく抑えたと思う」

ミッチェルが言うように、ジャズはリラードを23得点、マッカラムを19得点に封じ、2人のフィールドゴール成功率をともに38%に抑え込んだ。指揮官のクイン・スナイダーも「ディフェンスが最大のポイントで、第3クォーターのディフェンスリバウンドが試合を大きく動かした」と、ミッチェルと同様の見解を示した。

選手にとって疲労が蓄積された状態で戦う連戦はハードだ。それでも、ジャズはこれまで10試合の連戦を行い、9勝1敗と無類の強さを誇っている。クラークソンが欠場し、連戦という状況でもプレーオフ圏内にいる強豪のブレイザーズに勝利したジャズ。リーグ最高勝率の安定感は伊達ではない。