「日に日にコンディションは良くなっている」
ネッツからペイサーズにトレード後、病気を乗り越えて復帰したキャリス・ルバートが本来の調子を取り戻し始めている。
現地3月24日のピストンズ戦では、111-109で迎えた残り5.7秒に決勝3ポイントシュートを成功させるなど、28得点の活躍で116-111での勝利に貢献した。これによりペイサーズは、ホームでの連敗を6で止めている。
試合後コートでのインタビューに応じたルバートは「日に日にコンディションは良くなっている」と笑顔で語った。これでペイサーズでは7試合に出場し、平均16.7得点、4.3リバウンド、4.0アシストを記録するなど、ネッツ時代のスタッツ(12試合で平均18.5得点、4.3リバウンド、6.0アシスト)と遜色がないところまで状態を上げてきている。
ルバートは「チームメートのおかげで良いポジションが取れたし、終盤もみんなが『そのままいけ!』と言ってくれた」と仲間への感謝を語り、こう続けた。「毎試合がステップだと思っている。復帰してから1週間ちょっとしかたっていないしね。とにかく今は、自信を持ってプレーすること。そして、自分をがっかりさせるようなプレーだけはしないように心がけている。終盤にビッグプレーを決める準備も忘れずにね」
ペイサーズはルバートを高く評価しているからこそ、メディカルチェックで病気が見付かってもトレードを破談にしなかった。本人も球団からの期待をしっかり受け止めている。「僕たちはポストシーズンを戦うためにやっている。今はプレーオフ圏内にいない(東カンファレンス9位)。これはインディアナ・ペイサーズに相応しくない状況だ。プレーオフ争いに加われるように全力を尽くすよ」
8位のセルティックスとは1ゲーム差で、4位のホークスからペイサーズまではわずか2ゲーム差以内にひしめき合っている。ルバートの調子がより上がってくれば、ペイサーズがプレーオフ圏内に入る日も遠くはないはずだ。