写真=Getty Images
初優勝を求め意中の球団へ移籍
カーメロ・アンソニーが、ホークスとの契約バイアウトを成立させたと『ESPN』が報じた。
『ESPN』によれば、カーメロは来シーズンの年俸2790万ドル(約31億円)から240万ドル(約2億7000万円)をホークスに返納する条件に合意。48時間のウェーバー期間を経てフリーエージェントになることが濃厚で、早ければ数日中にもロケッツ移籍が成立する見通しだ。ロケッツとはベテラン最低保証額である240万ドルで1年契約を結ぶと見られ、カーメロは本来受け取るはずだった金額を満額で受け取れる。
昨年の夏にニックスからサンダーにトレードされたカーメロは、ラッセル・ウェストブルック、ポール・ジョージと『OK3』を結成するも、最後までチームにフィットしなかった。1年越しで意中の球団と契約できる運びになったカーメロだが、ロケッツで与えられる役割も基本的にはサンダー時代と一緒で、3番手のスコアラーになるだろう。あとは本人がそれを受け入れ、ジェームズ・ハーデン、クリス・ポールらとの連携を高められるかどうかで、チームケミストリーの完成度も変わってくる。
昨シーズンの西カンファレンス・ファイナルでウォリアーズを崖っぷちに追い詰めながらも敗れたロケッツは、カーメロを優勝に必要な『ラストピース』と考えている。カーメロもまた、キャリア初優勝を達成するためロケッツに加わることを決めた。
それぞれの思惑が合致し、期待通りの結果を残せるかどうかは1年後に分かる。
Carmelo Anthony passes Jerry West for 20th most FG made in NBA history!#ThunderUp pic.twitter.com/MT7sHhti51
— NBA (@NBA) 2018年3月9日