快勝に指揮官は饒舌「やっと秘訣が分かった」
ウィザーズはリーグ首位を走るジャズと対戦し131-122で勝利した。特にエースのブラッドリー・ビールとラッセル・ウェストブルックの活躍は際立っていた。
ビールはゲームハイの43得点を挙げ、ウェストブルックは35得点15リバウンド13アシストのトリプル・ダブルを達成した。結果的にハイスコアリングゲームとなったが、ビールはディフェンスを勝因に挙げた。
「48分間守り切った。リーグのベストチームだけど、心地良くプレーさせなかった。オフェンスでもやるべきことができたけど、今日は間違いなくディフェンスが勝利をもたらした」
ヘッドコーチのスコット・ブルックスも「ディフェンスの意識が高かった」と守備を評価した。ウィザーズはビールが40得点以上を挙げた試合で11連敗中だったが、この試合でネガティブなジンクスを払拭した。ブルックスは「やっと秘訣が分かった。ラッセルが35得点すれば勝てるということだ」とジョークを飛ばしつつ、「ラッセルとブラッドを中心に成長し、ここから波に乗っていきたい」と金星に酔いしれた。
12得点7リバウンドを挙げて勝利に貢献した八村塁も2人の活躍を頼もしく感じており、「彼らはチームを引っ張っていますし、コート外でもいろいろと教えてもらっているので助かっている」と語った。また、第1クォーターにはウェストブルックから直接アドバイスを受けるシーンが見られたが、「身体を使って強く行く時に、ボールを見せずに高めに持ちながらシュートまで持っていけ」との言葉をかけられたと明かした。
そのウェストブルックは「勝っても負けても、チームが全力で試合に臨めるようにするのが僕の仕事」と語り、若手の多いチームでメンターになれるよう意識しているという。
「リーダーシップはオフコートから始まる。キャリアの中で出会っていくチームメートにインパクトを残せるように意識している。僕は長年このリーグでプレーしていて、NBAのスタイル、厳しい日程、シーズンの波など教えられることを教えている。自分の知識と経験を共有して、しっかり学べるようにしたいんだ」
課題であるディフェンスが向上し、リーグ首位のジャズを撃破したウィザーズ。連敗を5でストップする最高の勝利となっただけに、今後の上昇が期待される。