「他の選手がチームのために貢献しないといけない」
現地3月17日にトヨタ・センターで行われたウォリアーズvsロケッツの一戦は、ドレイモンド・グリーンが16得点12リバウンド10アシストのトリプル・ダブル、ケリー・ウーブレイJr.が19得点、ステフィン・カリーが負傷交代するまでに18得点5リバウンド8アシストを記録し、ウォリアーズが108-94で勝利した。
指揮官のスティーブ・カーから「今日のドレイモンドは楽しそうだった」と言われたグリーンは「最近のような形で試合に負けると最悪だから、今日は試合開始から良いプレーを心がけた」と語った。グリーンが言うように、ウォリアーズは3月の戦績を2勝4敗とし、そのうち3試合は前半のうちに大差をつけられ最終的には20点差以上での大敗を喫している。そのため「今回の遠征を良い形でスタートしたかった。次はメンフィス(グリズリーズ)で2連戦だから、今日の試合は重要だった」と語った。
そのグリズリーズとの連戦に、カリーが出場できるかは微妙だ。カリーはロケッツ戦の第3クォーターのラストプレーで3ポイントシュートを放った際にバランスを崩して後方に下がり、そのままロケッツベンチ側の床に尻餅をつくように倒れた。不運にも金属性のステップに尾てい骨を打ち付けてしまい、打撲と診断されている。カーは「今後数日は痛みが残るだろう。グリズリーズ戦に出られるかどうかは、まだ分からない」と答えた。
グリーンもカリーについて聞かれると「長引かないといいんだけど」とエースの状態を心配した。「一番大事なのは、彼の身体だ。尾てい骨を痛めると、他の筋肉に余計な負担がかかってしまう場合もある。自分も含めて、他の選手がチームのために貢献しないといけない」
その意味では、セカンドユニットのジョーダン・プールがキャリアハイとなる6本の3ポイントシュートを含む23得点を決めたのは朗報だ。グリーンは、プールを「自信を持ってシュートを打っている」と称えた。「判断も早いし、全体的にレベルアップしている。ディフェンスでのポジショニングも良い。ローテーションに戻ってから、彼は本当に力を証明している。ジョーダンほどハードワークする選手をあまり知らない」
一方のロケッツは、本拠地がサンディエゴだった1968年に記録した17連敗を上回り、球団史上ワーストの18連敗を喫している。