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自分より年俸の高い選手を妬んでいるという批判を一蹴

NBA選手であれば、一攫千金を目指すのは当たり前。幼い頃から生活苦にあった選手も多く、短い選手寿命の間に大金を稼ごうとするのは理解できることだ。

ウィザーズのジョン・ウォールは、2013年にチームと5年8000万ドル(約80億円)という巨額の契約を結び、誰もが憧れるアメリカンドリームを実現させた。しかし、先日コート内での関係改善が必要と明かしたパートナーのブラッドリー・ビールは、今オフ、ウォールを上回る5年1億2800万ドル(約130億円)の契約を結び、チーム最高額の年俸を手にすることになった。

2010年のドラフト全体1位選手としてのプライドも重なり、ビールの契約内容を不満に思っているという噂が流れる中、ウォール本人が動画投稿サイト『Uninterrupted』で、噂を一蹴した。

「僕はバスケットボールを愛している。だから、自分よりもブラッドリー・ビールが多い金額を手にしたからといって、怒るわけがない。彼はチームメートで、これまでより多い金額を手にできる時期に契約を結んだだけのこと。やるべきことをやって、ウィザーズが勝てば、その時に僕も新しい契約を手にできるのだから」

ビールのケースと同様に、今夏ロケッツと4年1億1800万ドル(約118億円)の契約を結んだジェームズ・ハーデンにも不満を持っていると噂されているウォールだが、「金のためにやっているわけではない」と、断言している。

「ハーデンの契約のことなんて気にならない。彼は友達だよ。怒っているわけがない。もういい加減、俺が金のためにプレーしているなんて話は終わりにしてもらいたい。金のためにやっているわけではないから」

ウォールとビール。不仲説が盛んに報じられているが、チーム向上のためには2人の協力が必須である。