デビン・ブッカー

ともに称え合うポールとブッカー

予想を上回る快進撃を続けるサンズは、エースのデビン・ブッカーが膝の負傷により前半戦最後のウォリアーズ戦を欠場したものの、4連勝でオールスターブレークを迎えた。

ブッカーはケガによりキャリア2回目のオールスターゲームを欠場したが、現地3月11日に行われたトレイルブレイザーズ戦で復帰し、35得点5リバウンド8アシストを記録。サンズはエースの活躍により、ブレイザーズを127-121で下して5連勝をマークした。11年ぶりのプレーオフ進出を狙うサンズは、この日試合がなかった西カンファレンス首位のジャズとのゲーム差を2.0に縮めている。

ブッカーはこの試合でも左膝を痛めて倒れ込む場面が見られたが、幸い最後までプレーできた。膝の状態についてブッカーは「ケガも試合の一部。もちろん望んでいることではないけど、もう過ぎたことだし前を向いて進むだけ」と問題がないことをアピール。キャリア100回目の1試合30得点超えをNBA史上8番目の若さ(24歳と132日)で達成したブッカーは、今シーズン32試合に出場して平均25.6得点、3.7リバウンド、4.5アシストと絶好調をキープしている。彼は今シーズンのパフォーマンスが好調な要因に、バックコートの相棒であり、司令塔のクリス・ポールの存在を挙げた。

そのポールは「僕は嘘は言わない。今日の試合にブッカーは出られないと思っていたのに……。彼は別格だよ」と逆にブッカーを称賛した。