ピストンズ戦を勝利し19勝18敗でシーズンを折り返す
7年連続でプレーオフ進出を逃し、新たにトム・シボドーをヘッドコーチに招聘してチーム再建を図ったニックスは、現地3月4日のピストンズ戦を114-104で勝利し、レギュラーシーズン前半戦を東カンファレンス5位で終えた。
ニックスはキャリア7年目で初めてオールスターに選出されたジュリアス・ランドルを起点にオフェンスを展開。ランドルはポストプレーや3ポイントシュートなどで得点を重ねると、今度はディフェンスを引き寄せて味方のシュートをアシストするなどオールラウンドに活躍し、前半だけで18得点10リバウンドを記録。ランドルだけでなく、エルフリッド・ペイトンとRJ・バレットのツーメンゲームも機能した。試合と通してのリバウンド数でも47-29とニックスが圧倒することでゲームを支配し、一度もリードを許すことなく114-104での勝利を収めている。
この試合でランドルが27得点16リバウンドのダブル・ダブルに加え7アシスト1ブロックを記録し、バレットが21得点4リバウンド5アシスト、右ハムストリングを痛めていたため4試合ぶりの出場となったペイトンが20得点4アシスト4スティール1ブロックを記録した。
ニックスはこれで戦績を19勝18敗とし、オールスターブレイクを迎える。ランドルは試合後のインタビューで「僕たちはチームとして成長している。自信を持ってプレーし、ハードワークを続けているからね。チームは正しい方向に進んでいるから、このブレイク期間も後半戦に向けての良い準備をしていくよ」と語った。それでも「僕たちは満足していない。まだ目標は達成していないから」と気を引き締めた。
そのランドルは今シーズン平均23.1得点、3ポイントシュート成功率41.2%、10.9リバウンド、5.5アシストと軒並みキャリアハイを更新している。シボドーヘッドコーチは「彼は偉大な選手だ。働き者でチームに素晴らしい影響を与えてくれているよ」とランドルを称えた。
ニックスがこのままプレーオフ圏内を維持してシーズンを進めることができるか。後半戦の戦いに注目だ。