ジェームズ・ハーデン

指揮官のナッシュは「選手たちにはプライドを持って欲しい」

ケビン・デュラント、ジェームズ・ハーデン、カイリー・アービングが揃い踏みしたネッツだが、ダブルオーバータイムの末に135-147で敗れた一戦に続き、本日の試合もキャバリアーズに113-125で敗れた。

この日はデュラントが休養のために欠場したが、ネッツはアービングが38得点、ハーデンも19得点11アシストを記録した。ハーデンは、これだけのパフォーマンスを見せたにもかかわらず敗れた原因にディフェンスを挙げた。

「今日も113点取れているし、オフェンスに関しては心配していない」と試合後の会見で語ったハーデンは「ただ、守備に関しては、改善するためにチームメート間でのコミュニケーションが重要になる。それに、みんなでもっと汗をかかないといけないし、コンスタントに相手の攻撃を止めないといけない」と指摘。「ちょっとしたことだけど、個人個人のプレーでそれらを改善できれば大丈夫。少し時間はかかるかもしれないけど」とも語った。

指揮官のスティーブ・ナッシュは守備に関して「過剰に反応したくはないが」と前置きした上で、「ここ2試合は良いパフォーマンスができていない。修正が必要だ」と、キャブズとの連戦を振り返った。

「今は、どのチームも我々との対戦を楽しみにしている。どの試合も、厳しいものになる。選手たちには、自分たちがやっていることにもう少しプライドを持って取り組んでもらいたい」

シーズン中に大型トレードを成立させた場合、新たにケミストリーを構築するまでに時間はかかってしまうもの。ましてやネッツは、今シーズンからデュラントとアービングが初めて揃ってプレーし始めたばかりで、そこにハーデンが加わったのだから『ビッグ3』が各々の役割を理解するのにも時間が必要だ。

アービングは「ここ2試合は酷い負け方だった」と語った。「勝ってホームに戻りたかったけど、自分たちで問題を解決しないといけない。他の誰でもなく、自分たちで前進しないといけないんだ」

ネッツは明日からホームでヒートと2連戦を行う。デュラント、ハーデン、アービングが中心のチームにとって、試練のスタートとなった。