経験豊富なスペシャリストの獲得で東の優勝争いへ
レブロン・ジェームズが退団したキャバリアーズ。新チームのエースはケビン・ラブが務めると見られているが、通常であればチームはこれを機に再建モードに入り、若手にチャンスを与えながらチームの新たな土台を作るところ。球団の姿勢はまだ明らかになっていないが、ベテラン選手の立場は不透明だ。
そんな中、セブンティシクサーズが、ジェリッド・ベイレスとのトレードで2016-17シーズン途中からキャブズでプレーするカイル・コーバーの獲得に向けて話し合いをしているようだ。
このトレードは、双方にとってメリットがある。シクサーズにとっては、この夏に再契約したJJ・レディックに続くアウトサイドシュートの『スペシャリスト』の獲得になる。外からのシュートを警戒させることで、ジョエル・エンビードとベン・シモンズという2人のエースがプレーするためのインサイドのスペースが広がる。
そしてキャブズにとってはキャップスペースに空きを作れるようになる。ベイレスの契約は来シーズン終了後に満了するからだ。
シモンズとエンビードを中心に据えたシクサーズは、昨シーズン6年ぶりにプレーオフに進出。東カンファレンス・セミファイナルでセルティックスに敗れはしたが、彼らを含む若い選手がプレーオフの舞台を経験できたことは大きい。もしコーバーが加われば、2018-19シーズンの東は、シクサーズ、カイリー・アービングとゴードン・ヘイワードが復帰するセルティックス、カワイ・レナードが加入したラプターズが中心の争いになるはずだ。
KYLE, AT THE BUZZER!@KyleKorver has a season high 28 points, and we’ve got one quarter to go.#AllForOne pic.twitter.com/QIGXjqkqtJ
— Cleveland Cavaliers (@cavs) 2018年2月10日