カワイ・レナード

「それは僕が去るとか残るという意味じゃない」

新シーズンの開幕を翌日に控え、クリッパーズのカワイ・レナードが今後の去就について言及した。レナードは「今シーズンにフォーカスしている」と前置きをした上で「コンディションに不安がなければ、プレーヤーオプションを破棄することがベストな決断になる」と語った。

プレーヤーオプションを行使することで、レナードは2021-22シーズンに3600万ドルを得ることができる。だが、オプションを破棄することで3930万ドル以上の最高額の契約にサインすることが可能になる。

もちろん、お金がすべてではないかもしれない。それでも、より良い条件を獲得できるのであれば、そちらを選んでもなんら不思議ではないだろう。ただ、レナードはオプションを破棄することが最善と語ったが、「それは僕が去るとか、残るという意味ではない。その時が来たら話そう」と、この回答が去就を決定づけるモノではないことを強調した。

昨シーズンのレナードは平均27.1得点、7.1リバウンド、4.9アシスト、1.8スティールを記録し、エースとして活躍したが、チームはナゲッツに3勝1敗から逆転負けを喫し、カンファレンスセミファイナルで敗退した。モントレズ・ハレルやランドリー・シャメット、ジャマイカル・グリーンがチームを去ったが、ベテランのサージ・イバカとニコラ・バトゥーム、スコアラーのルーク・ケナードが加わり、優勝を狙える戦力が揃っている。

相棒のポール・ジョージは4年1億9000万ドル(約197億円)の契約にサインし、クリッパーズに骨を埋める覚悟を見せた。ジョージは「僕の希望だけれど、彼とは僕の契約が満了するまで、もしくは彼の契約が満了するまで一緒にやりたい。彼が決断する時期になったら、僕もいろいろと動かないといけないね」と語り、レナードの残留を望んでいる。

リーグ屈指の2ウェイプレーヤーデュオが当分の間クリッパーズで見られるかどうかはまだ分からない。それでも、新シーズンで結果を残すことができれば、2人が共闘する期間も長くなるはずだ。