「セカンドユニットのほうがより活躍できる」
トレイルブレイザーズはカーメロ・アンソニーと再契約を交わした。昨年11月にブレイザーズに加入したカーメロは12月に西カンファレンスのプレーヤー・オブ・ザ・ウィークに選出されるなど、約1年のブランクを感じさせない活躍を見せた。
昨シーズンは平均32.8分間の出場で15.4得点、6.3リバウンド、フィールドゴール成功率43.0%、3ポイントシュート成功率38.5%を記録。『バブル』でのプレーイントーナメントとプレーオフを含め、全64試合にスターターとして出場し、第一線でプレーできることを証明した。
キャリアを通じて長年スターターを務めてきたカーメロだが、新シーズンはセカンドユニットの役割になるとブレイザーズのニール・オルシェイ球団運営部門代表は明言した。
「メロは現在の状況を理解してくれている。おそらくベンチからのスタートとなるだろう。セカンドユニットのほうが、より活躍できると思う。誰が3番ポジションでスターターを務めるかによるが、ロバート・コビントンかデリック・ジョーンズJr.になると想定している。先発ではメロが打てるシュート数は多くないだろうが、セカンドユニットならポストアップや彼が中心になるプレーの回数も増える」
カーメロは長年、スターターとしてプレーする重要性を語り続け、ロールプレーヤーとしては効果的なプレーができないと発言したこともある。ロケッツ時代にセカンドユニットを務めたが、チームはローテーションからカーメロを外すことにプレッシャーを感じていたという。
36歳となったカーメロは、以前のようにボールを支配して相手を圧倒できるわけではない。ベテランとしてチームの主力であるデイミアン・リラードとCJ・マッカラムのサポート役に徹することが求められている。ベテランになったカーメロが新しい役割をどうこなしていくのか来シーズンの活躍に注目したい。