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カーメロ・アンソニーを中心とするチーム USAは一枚岩

ラスベガスでのキャンプを終えた男子バスケットボール・アメリカ代表は、シカゴに場所を変え、リオデジャネイロ五輪に向けた調整を続けている。これまでアルゼンチン、中国(2試合)との練習試合で快勝しているアメリカは、試合を重ねるたびに連携の質を向上させ、チームケミストリーも構築されつつある。

そんな中、五輪初出場のポール・ジョージも、チームの雰囲気の良さを28日の練習後に語っている。「以前の大会に出た選手が言うには、今回のチームが選手の距離感が一番近いらしいよ。確かに、僕もそれを感じるし、見ている側も分かっているんじゃないかな。僕たちは一つになって良い時間を過ごせている。それが今大会の旅を、より楽しいものにしている」

ジョージは、2014年の夏に行なわれた代表エキシビションゲームで、右足の脛骨と腓骨の開放骨折という重傷を負い、選手生命さえ危ぶまれた。だが、その後は驚異的な回復を見せ、2015年4月に復帰。昨シーズンは81試合に出場し、リーグ10位の平均23.1得点を挙げて完全復活を遂げた。

今大会では、おそらく主にベンチからの得点源として起用される可能性が高い。多彩なオフェンスに加えて、評価の高いディフェンスも、3大会連続金メダル獲得を目指すアメリカにとって強力な武器となるだろう。

NBAとは一部ルールが異なる国際大会での試合について、本人は、ラスベガスでの合宿で好感触を得たと話している。「国際レベルでのプレーを経験できた。個人的にも、ベガスで良いショットを何本か決められたから、幸先の良いスタートになったよ」

アメリカ代表は、7月29日にベネズエラ代表とのテストマッチを行なう予定だ。