「彼はいつもみんなをより良いポジションに導いてくれる 」
西カンファレンス1位でプレーオフに進出したレイカーズは、ファーストラウンドでトレイルブレイザーズを4勝1敗で下しセミファイナルへと駒を進めた。
セミファイナルの対戦相手となるロケッツはサンダーとのファーストラウンドが『GAME7』までもつれ込んだため、中1日でレイカーズに挑むことになる。一方のレイカーズは5試合でシリーズを終えており、中5日と十分な休養を得た。レギュラーシーズンとは段違いの強度のプレーオフにおいて、コンディション面での有利は大きい。またそれだけではなく、 右手親指を骨折したベテランのラジョン・ロンドがセミファイナルから復帰できる可能性があることもレイカーズの背中を押しそうだ。
ヘッドコーチのフランク・ボーゲルはロンドについて「彼が金曜日のゲームでローテーションに入ることを望んでいる」と語った。
またケンテイビアス・コルドウェル・ポープも「ロンドは元気だよ。彼は常にチームともコミュニケーションを取っていたしね」とコメントし、こう続けた。
「ウチには2人のリーダーがいるけど、彼も素晴らしいリーダーだよ。彼はいつもみんなをより良いポジションに導いてくれるから、僕は一緒にコートに立つのが好きなんだ。彼がチームにいてくれて、一緒にプレーできることは僕たちにとって素晴らしいことだ」
レイカーズはレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのデュオを中心に『バブル』でもその強さを証明してきた。だが、2人以外の得点が伸びず、セカンドユニットもレギュラーシーズンのようなパフォーマンスが見せられていない。それだけに、このタイミングでロンドが復帰できるのはチームにとって心強い。
レギュラーシーズンよりもパフォーマンスが増し、『プレーオフ・ロンド』の異名を持つ彼が『 第3の選手 』となった時、レイカーズの悲願達成の可能性はより高くなる。