ケビン・ガーネット

買収に成功すれば、フランチャイズとの関係も修復?

ティンバーウルブズのオーナー、グレン・テイラーが球団を売却する準備を進めていると先日『Sportico』が報じた。この報道が出た直後、元ティンバーウルブズで今年殿堂入りを果たしたケビン・ガーネットが買収の入札に参加するグループの一員であることをInstagramで明かした。

「私は買収しようとしているグループの一員だ。神様、どうか私のグループが買収できますように」

ガーネットは1995年のドラフト全体5位でティンバーウルブズに入団し12年間プレーした。ウルブズではオールスターに10回選出されるなどフランチャイズの顔として活躍した。2008年にセルティックスへ移籍しNBAチャンピオンに輝いた後、ネッツを経てウルブズへ戻り2016年に引退した。

ガーネットはオーナーとの確執が原因で球団との関わりを断っていた。今年2月には、ウルブズでは自分の背番号を永久欠番にしたくないとまで話していた。ガーネットは球団買収に関して誰とパートナーシップを結んでいるか明かしていないが、ガーネットのグループが買収に成功すれば、殿堂入りのキャリアを送ったフランチャイズとの関係も修復されるだろう。

「ミネアポリスとミネソタ州は私の心の中の特別な場所であり続ける。でも僕は腹黒い奴とはビジネスをしない。あからさまに裏表のある人物とは仕事をしないようにしているよ」

『Sportico』によると、テイラーは最低売却額を12億ドル(約1282億円)に設定しているという。ちなみにテイラーは1994年に球団を8800万ドル(約94億円)で購入している。入札には複数のグループが参加しており、売却は1カ月以内に完了する予定だ。