パフォーマンス次第では来シーズンの契約も
ジョアキム・ノアがシーズン再開とともにNBAに戻って来る。35歳のノアはグリズリーズの一員だった2019年3月の試合を最後に公式戦から遠ざかっていた。昨夏、クリッパーズの練習参加が予定されていたが、その前にアキレス腱断裂のケガを負って契約を結ぶことができなかった。
「ケガでキャリアを終わりにしたくなかった。手術の翌日からジムでトレーニングを始めた。クリッパーズからまた連絡を受けた時に準備ができていなかったら後悔すると思ったからね。だから僕はずっとトレーニングを続けていた。今こうして優勝争いのできるチームにいることはすごく幸運だと思う」と、『NBCSports』の取材に応じたノアは語る。
3月にクリッパーズと10日間契約を結び、復帰の準備が整ったところでシーズンは長期の中断に入ってしまった。ノアにとっては待ちに待った実戦復帰となる。
先月の時点でノアは「何か意味のある目的、チームで共通の目的を追いかけたい。お金は問題じゃない」と語っていた。契約の詳細は明らかにされていないが、オールディフェンシブチーム選出3回、またNBA最優秀守備選手となった彼の経験はクリッパーズにとって大きな力になるはず。イビツァ・ズバッツとモントレズ・ハレルのバックアップとして、これ以上心強い戦力はいない。またハレルは2年契約の最終年を迎えており、その動向によってはノアには新たな契約のチャンスもありそうだ。
もっとも、ノアは目の前のことに集中しているはずだ。シーズン再開とともに100%のプレーを見せてくれるかどうかに注目だ。