ルディ・ゲイ

「できれば『コロナ・フリー』のお父さんのまま帰りたい」

いよいよ今月末から再開されるNBAだが、開催地となるディズニーリゾートがあるフロリダ州では、先月末から再び新型コロナウイルスの感染者数が増加している。また、オーランドに向かう前に実施された新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た選手もおり、感染リスクを懸念して不参加を決めた選手も出てきている。

隔離された環境での安全対策を行っているとはいえ、ディズニーリゾート内で選手もしくは球団関係者に感染者が出ないとは言い切れない。参加を決めた選手は、それだけの健康リスクを負ってプレーしなければならないということだ。

再開後のシーズンに参加する選手たちは、家族ともしばらく離れることを強いられる。そんな中、スパーズのルディ・ゲイは、ディズニーが好きな息子に持ち帰る『お土産』についてメディアから聞かれると、粋なアンサーを返した。

息子へのお土産について聞かれたゲイは「できれば『コロナ・フリー』のお父さんのまま帰りたい」と返答。ゲイが所属するスパーズは西カンファレンス12位で、8位のグリズリーズを4ゲーム差で追っている。レギュラーシーズン8試合でこの差を縮めるには、団子状態のグリズリーズ、トレイルブレイザーズ、ペリカンズ、キングスの勝敗次第なところもあるが、8位の座を争うプレーイン・トーナメントを戦う権利を得るのは十分可能だ。

安全にシーズンをやり遂げ、息子に限定のディズニーキャラクターグッズを持ち帰ることができれば一番だが、その前にゲイにはスパーズの23年連続プレーオフ進出に貢献し、最高のパフォーマンスを家で待つ子供に届けてもらいたい。