五十嵐圭

「新潟の為に戦っていきたい」

新潟アルビレックスBBは今日、五十嵐圭の2020-21シーズンの選手契約に合意したことを発表した。

五十嵐は先月に40歳となったポイントガード。中央大から日立サンロッカーズ、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズなど実業団チームでプレーした後に、Bリーグ開始となる2016年に地元である新潟に加入。この時点ですでに大ベテランの年齢だったが、伸びのあるスピードに衰えはなく、若いチームを引っ張るリーダーシップも発揮して、『新潟の顔』として活躍している。ここ4年間、レギュラーシーズンでの欠場はわずか4試合。今シーズンはわずかにプレータイムを減らして初めて1試合平均30分を切ったが、それでも出場40試合すべてに先発し、27.0分のプレータイムを得て9.0得点、2.7リバウンド、3.6アシストの数字を残している。

新潟は昨年オフに絶対的なスコアラーだったダバンテ・ガードナーが退団。得点力ダウンは大きく、ロースコアゲームに持ち込み我慢の展開で勝ちを拾っていくことに。五十嵐はそんなチームを引っ張ったものの、スタイルの180度転換にチームは四苦八苦し、チャンピオンシップ進出を果たした一昨シーズンから大きく勝率を落とした。さらに今オフには今村佳太、柏木真介、森井健太と主力級の戦力流出が続いている。それだけにチームリーダーの五十嵐の残留には大きな意味がある。

五十嵐はクラブを通じて次のコメントを発表している。「強い気持ちをもって新潟の為に戦っていきたいと思います。新型コロナウイルスの影響で大変な状況が続いていますが、一緒に乗り越えていきましょう」