ジョー・ハリス

チームに欠かせないシャープシューター

昨年のオフにケビン・デュラント、カイリー・アービングとの契約に成功したネッツは、デュラントが復帰予定の2020-21シーズンの優勝候補に挙げられている。両エースの脇を固めるロールプレーヤーも揃い、あとはチームケミストリーさえ完成すれば、面白いチームが誕生する。

シャープシューターとして存在感を発揮しているジョー・ハリスは、今年のオフにフリーエージェントの資格を得る。2014年のドラフト全体33位でキャバリアーズから指名されたハリスは、2016年にネッツに移籍すると才能を開花させ、2017-18シーズンから3シーズン続けて40%以上の3ポイントシュート成功率を残している。

ハリスはNBA選手として成長させてくれた球団に感謝し、再契約を希望している。『YES Network』とのリモートインタビューで「これはビジネス」と前置きしつつ、「ネッツでプレーできるのなら最高」と、考えを語った。

「4年前にブルックリンに来て、プレーするチャンスを与えてもらえた。若手だった自分は、ミスから学べたし、リーグで生きるために適した役割を与えてもらえた。ニューヨークも大好きだし、ブルックリンでの暮らしも大好き」

「もちろん、これはビジネスでもあって、自分にコントロールできないことも多い。ただ、自分にとっての理想的なシナリオは、そういうこと」

今シーズンのハリスは63試合に出場して平均13.9得点、4.3リバウンド、2.1アシスト、3ポイントシュート成功率41.2%を記録し、ハリスを欲しがるチームは多いはず。当たり前に考えればネッツが手放すはずがない選手だが、彼がどういう決断を下すかに注目したい。