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トレード期限の2月8日に向け、水面下での動きは多数
2017-18シーズンのトレード期限に設定された2月8日まで1週間を切った。NBAの各チームは、レギュラーシーズン後半戦に向けた補強、あるいは今後の再建を進める上で必要なドラフト指名権の獲得に向け、水面下で交渉を続けている。
この時期は特に、トレード要員として報じられる選手たちは試合に集中するのが難しい。マーベリックスのベテラン、ウェスリー・マシューズも、その悩みを抱える一人だ。
マブスは再建段階にあり、マシューズは以前からトレードの噂がある。彼自身は残留を希望しているが、2011年の球団初優勝に貢献したダーク・ノビツキーはそう遠くない将来に現役を引退するだろうし、今後はハリソン・バーンズやデニス・スミスJr.、セス・カリーといった若手が中心のチームに生まれ変わる。
攻守両面で堅実な仕事が期待できるマシューズのようなベテランは、優勝候補あるいはプレーオフ進出が可能なチームも重宝するだろう。ここまでトレードの噂が報じられている以上、マブスにも他チームからマシューズを含む何らかのオファーが届いている可能性は高い。あとは、マブスが納得できる条件を引き出せるかどうかだ。
『Dallas News』にマシューズは心境を明かしている。「トレードの噂というのは、2つに一つなんだ。球団がもう自分を評価せず不要だと思っているか、他に俺を欲しがっているチームがあるか。これがNBAのビジネスだ。俺はここに残りたいけど、どこでプレーすることになっても全力を尽くすよ」
残り数日、そしてデッドライン当日に相当数のトレードが成立する。2月8日以降、マシューズはどのチームのユニフォームを着ることになるのだろうか。