今シーズンの配分金も支給されないことに
Bリーグの2019-20シーズン中止が発表された昨日、同じタイミングで東京エクセレンスへの制裁が発表されている。今シーズンの配分金の停止、また2020-21シーズンのクラブライセンスについて申請資格を有しない、というのが制裁の内容だ。
もともと、東京EXは板橋区の小豆沢体育館をホームとして活動してきたが、ここはライセンス交付の基準となる3000人収容の条件を満たさない。Bリーグのスタートに伴い、板橋区は3000人アリーナの建設を検討するとしていたが、後にこれを撤回。これで東京EXはB2ライセンスが交付されず、2017-18シーズンから戦いの場をB3に移していた。
それでも2018年、品川区に本拠を置く加藤製作所が新たなオーナー企業となり、東京23区内にアリーナを新設するとしてライセンスの交付を受け、今シーズンからB2に復帰していた。
しかし、昨年11月を目途に発表されるはずだったアリーナの建設計画は白紙撤回に。B2ライセンス基準に見合ったホームアリーナの確保が困難となり、今回の制裁に至った。Bリーグは制裁のリリースの中で、「B2リーグに昇格する条件を満たしていなかったことから、本来得られるべき利益ではないB2リーグの配分金を停止する」と厳しい姿勢を見せている。
東京EXの東京EXの向井昇代表は「今後も早期のBリーグ復帰を目指し、クラブライセンス取得への最重要課題であるホームアリーナ確保に向けて、引き続き各方面と折衝を続ける」としているが、調整は相当に難しいことが予想される。
2020-21シーズンのB2はこれまでの16チームで行われる予定。東京EXに代わり、ライセンス要件を満たすチームがB3から参入することになりそうだ。
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