河村勇輝

「皆さんに最後勝利を届けて終わることができて良かった」

三遠ネオフェニックスは今日、河村勇輝との2019-20シーズンの特別指定契約が終了したことを発表した。

河村はこの3月に福岡第一高校を卒業したばかり。高校最後のウインターカップで優勝し、その後、三遠に特別指定選手として加入。11試合に出場して7試合で先発を務め、平均12.6得点、2.0リバウンド、3.1アシスト、1.5スティールを記録。B1での最年少出場記録および最年少得点記録を樹立し、シーズン中は現役高校生Bリーガーとして注目を集めた。

河村はクラブを通して次のコメントを発表。「クラブから発表がありましたように、今回特別指定選手の活動を終えることになりました。最後の試合が無観客試合となってしまい、自分としてもモヤっとしている気持ちはありますが、画面越しからの声援が本当に届いて最後勝って終えることが出来ました。そして、ファンやブースターの皆さんに最後勝利を届けて終わることが出来て、本当に良かったです。今回、高校生でありながらプロとしてプレーする縁を与えてくださった中村和雄先生、井手口孝先生、陸川章先生、本当にありがとうございました。そして声を掛けてくださった三遠ネオフェニックス北郷社長、鹿毛GM、河内HC、本当にありがとうございました。そして、こんな自分を受け入れてくださったチームメートの先輩方、本当にありがとうございました。そして、スポンサーの皆さん、ブースター、ファンの皆さんの声援のお蔭でこの2か月間頑張ることが出来ました。本当にありがとうございました。最初のチームが三遠ネオフェニックスで良かったと本当に思っています。春から大学生になってしっかりと頑張ります」

三遠は現在5勝36敗と、苦しいシーズンを送っている。それでも河村が加入したことによってチームは注目を集め、活気を取り戻した。今はBリーグも新型コロナウイルスの影響により一時中断しているが、リーグ戦再開以降、河村がいなくなった三遠がこの活気を維持することができるか、クラブの正念場となる。