「ディフェンスを最優先に取り組んでいる」
24日にアウェーでのチャイニーズタイペイ戦で、2021年のアジアカップ予選がスタートする。バスケットボール男子日本代表はこの試合に向けて、2月18日から21日にかけて第8次強化合宿を行っており、本日はメディア向けに練習の一部が公開された。
竹内譲次がライアン・ロシターのシュートをブロックしたかと思えば、ハリーバックからロシターがスティールするなど、ディフェンス面が目立っていた。また、コンタクトがあってもファウルを流すなど、ディフェンスのインテンシティの高さが際立っていた。
ロシターとマッチアップしたシェーファー・アヴィ幸樹も「しんどいですけど、これくらいバチバチやったほうが面白い」と練習の充実ぶりを語る。
指揮官のフリオ・ラマスも「ディフェンスが良くてオフェンスの居心地が悪かった」と話すも、世界で戦う上でまずはディフェンスのスタンダードを上げることが重要なのは間違いなく、「ディフェンス全体ですが、今回はボールプレッシャーやトライアングルディフェンス、シュートコンテストを最優先に取り組んでいます」とラマスも説明した。
田中大貴「12人の枠を必死になって勝ち取りたい」
合宿に参加している田中大貴は、「リーグ戦と代表活動で良い切り替えができて、良いキャンプが送れています」と手応えを語る。今はチャイニーズタイペイ戦に挑む選手選考の段階で、田中もこう意気込む。「ワールドカップの時のメンバーと新しいメンバーがいるので、良い競争ができています。毎日が競争ですし、なんとか12人の枠を必死になって勝ち取りたいと思います」
昨年のワールドカップを経て、今年初めてとなる国際大会に向けて田中はこのように語る。「ワールドカップではディフェンスに課題がすごく残りました。今回は国内メンバーですが、しっかりと強度の高いディフェンスをチャイニーズタイペイ戦でできるのかを課題にして、良い内容で勝利したいです」
2月21日に予定されていた中国とのホームゲームは新型コロナウィルスの影響で延期となり、今回はチャイニーズタイペイ戦だけの開催となる。なお、最終12名のロスターは試合前日のテクニカルミーティングを以って発表となる。